配当利回り狙い

英国のEU離脱決定を受けて先週末に円高と株安が進んだ。

明日からの相場も波乱が予想されるが、この変化をチャンスと捉えるなら、外貨預金と配当利回り狙いだと思う。

円高
今ドル102円台になり、まだ円高に向かうことはあるが、数年間内に円安になることがあると期待するなら、預金の一部をドル預金に変えておきたい。
例)円-ドルのTTSとTTBの差が0.5円の銀行なら、
   円→ドル(TTS)100円で預金、
  その後10.5円の円安になれば、
   ドル→円(TTB)110円
  10%の為替差益が得られる。
リスクは、さらに円高になることと、長期的に円安が期待できないことだが、もう一段円高なら再度預金積み増しでヘッジする。

<株安>
一方、株安になったことで、一部上場でも配当利回りが高い企業が増えた。
 Yahooファイナンス配当利回り(本日現在)によると、
 http://info.finance.yahoo.co.jp/ranking/?kd=8&mk=1&tm=d&vl=a
  4980 デクセリアルズ(株) 7.65%
  8869 明和地所(株)    5.70%
  8304 (株)あおぞら銀行  5.27%
  7201 日産自動車(株)   5.09%
  8053 住友商事(株)    5.02%
と、利回り5%以上が連なる。
 株価が今が底値、もしくは今買って持ち続け一度下がっても5年内(NISA期間)に株価が戻ることが期待できる企業なら、銀行預金よりはずっと良い。もちろん株価が上がれば売却益も加わる。
 企業業績推移を確認して、増収増益か維持が手堅いようなら中長期投資しておく絶好の機会。

リスクは、地政学リスク(世界経済、戦争勃発、エネルギー)と個別企業の倒産だが、それでもリーマンショック級の可能性は低いし、10年スパンで見れば損で終わることは避けられるだろう。