日経平均2万円の壁

今週の日経平均は、高値が5/16の19,998.49円まで行ったが、2万円まであと1.51円が越えられず、5/18に大きく下げ、週末終値が19,591.41円。
 壁の要因は、トランプ米大統領とロシアの不透明な関係を巡る「ロシアゲート」疑惑と言われている。トランプが掲げていた多くの景気刺激策の実施が遅れる懸念が含まれているとのことだが、なぜ株価は大台の2万円という区切りの良い数値での抵抗ラインになるのだろう。平均株価は225銘柄の集まりに過ぎないのに、平均でキリの良い数値でもみ合うのは、市場全体がETFなどの指数連動商品で取引されている比率が高いからか?
私自身は、いくつかの個別銘柄で注文待ちする場合、逆指値で前日株価や前週足の高値越えで買い、安値切りで売ることが多いが、今週は、4銘柄で買い/売りの取引が成立した。それだけ変動が大きかったと言える。

さて、株の銘柄物色をしている中で自分はどう投資したいかを改めて考えてみた。
投資で得られる利益は、大きく分けて次の3つ。
 1)売買益(キャピタルゲイン
 2)配当
 3)株主優待
当然、銀行に預けても利息が小さく、活用されないので資産運用で増やしたい。
自分の投資資産の中で、NISAでは2)、3)を主に銘柄を選んでいる。
配当は、利回り3%以上、株主優待は食事券またはクオカードで利回り1%以上を条件。
一方、特定口座では週末トレードが主で、1)を得るために売買タイミングを考えている。
しかし、本来の「投資」という言葉に重きを置くと、私としては期待できるベンチャー企業を支援するために投資し、社会の進歩発展に協力した上で大きな利益を得ることが理想だ。
でもなかなか周りに未上場企業に投資できる繋がりはないので、新興市場であるマザーズやJASDAQから選ぶのが手っ取り早いと考えた。
JASDAQには、スタンダードとグロースがあることを先日知った。グロースは今は赤字でも将来性を見越して上場している企業らしい。東京マザーズ238社とJASDAQ−G43社に注目して2、3社投資してみたいと思う。最近注目していたJMC[5704]もその一社。一度急騰したが、その後停滞中。
欲を言えば、将来性のあるトレンド業種で増収増益が良いが、そんな企業を応援するのは当たり前か。できるだけ社長の考え方に共感できるような会社が良い。